蔵王樹氷トレッキング [山形旅行]
2月最後の土日、山形蔵王のライザスキー場ゲレンデ内にあるペンションに泊まって、樹氷トレッキングツアー行ってきました!!
今回は、カミさんが風邪でキャンセルとなったので、久しぶりの男旅となった。
以下の写真は、蔵王山麓駅からロープウェイに乗り、最終の地蔵山頂駅から見たところ。
そう、初日は蔵王樹氷のライトアップを見に行きました。.....が....あれ?樹氷ってこんなんだった?
ポスターと違う!イメージしたものよりはるかに小さい....
樹氷を見るところは、地蔵山頂駅の周り(ロープが張ってある)と駅の展望台だけ。
風は強いし寒いし見るとこ狭いしで、30分も時間をつぶせない!
ということで、早々に帰路についた。ちなみに、大人1人、子ども1人あわせて往復¥4,000.... ん~
翌日、10時から樹氷トレッキングがスタートとなるので、前日は早々に寝床について。
その夜、午前2時頃、トイレでもないのに目が覚めた。
こういう時は、決まって地震が来る。と、思っていたら案の定「グゴゴゴゴー」と地鳴りが聞こえてきた!...が、何かがおかしい。
音とともに、窓から光が差し込んでくるではないか!
窓の外を見たら、おっきな雪上車がゲレンデを上に下へと斜面をならしている。
夜中の2時から、スキー場は人の目にふれないよう、こうやって整備してるんですね。
ここが、泊まったペンション。
隣りにはリフトが見えます。
さて、本題の樹氷トレッキングツアーへ出発。天候は晴れたり曇ったりと、山の天気は目まぐるしく変わっていく。
そんな中、我々は、あえて親子という立場ではなく、 互いの役割を果たすべく、1人の参加者としてトレッキングツアーに望むこととした。
そう、親獅子が自分の子を谷底に落とすがごとく....
子獅子は、何も不安がることなく、大人たちの中にまじり、ただ黙々とガイドさんについて行くのだった。
そして親獅子は、記録という役割を果たすべく、好き勝手に行動し、何とか絵になる所を探し回った.....
今年に入って、2回雨が降り、樹氷は2回とも落ちてしまったらしい。
なので、まだ若いため、迫力のある樹氷へ成長していないのだと。
この樹氷(青森トドマツ)の先っちょが見えているということは、4~5mの雪が積もった上を歩いているんだと考えると、ちょっと感動を覚える。
ガイドさんは、ポイント毎に休憩をとりながら、色んなお話をしてくれる。
彼は、そんなガイドさんの話を熱心に聞いていた。そして、弱音を吐くことなく、大人に交じって黙々と歩くのだった。
さすが1/2成人式を迎えただけの事はある。
樹氷の中を歩き、沢沿いを歩き、そしてここは何処を歩いているかというと、ほぼ雪庇の上を歩いている。
すごい....
これから下山である。
下りの方が、滑らないようにと足腰に力が入る。ま、滑っても全然痛くないんだけどね。
ある標高を過ぎると、青森トドマツからブナ林へ遷移する。
こちらはブナ林の中を歩いている様子。 さすがに最後の方は、皆無口になっていった。
熊の爪あと。
マーキングももちろんだが、餌を取りに登ることもあるらしい。 その他、キツツキの穴も紹介してくれた。
総延長、約4kmの3時間にわたる樹氷トレッキングが終わった。
そして、子獅子はまたひとつたくましくなったに違いない。
子獅子は、あの雪庇から山々を眺めていた。
そして親獅子は、その彼のやり遂げた感のある背中を見つめ、次に何の試練を楽しむべきか模索するのであった。