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工場夜景との蚊苦闘 [写真雑談]

ずっと気になっていた。
 
それは工場の夜景。 
 
無数に光る照明に照らされた無機質な構造物。立ち昇る白煙に流れる車のテールランプ。
 
なんでも、横浜や川崎では工場夜景クルーズやバスツアーなんぞあるらしい。
 
しかし、ここは地方である..... 
 
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まだ、仙台港あたりのでっかい工場地帯に行けば、イメージに近いものが撮れるのだろうがこの性格である。
 
近場でいいや。なんちゃって工場夜景を撮っちまえ!
 
って勢いで、ちょこっと行ってみることにした。
  
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場所は、阿武隈川沿いに建つある製紙工場。って言えば、地元の人はすぐ分かっちゃうんだけどね(笑
 
夜景だけでは、まともなショットは期待できないと考え、夕暮れから撮影を開始することに。 
 
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対岸からポイントを見つけて撮っていたのは良かったが、何故か首や腕がかゆい。
 
しまった、虫よけスプレーをしてくるのを忘れた!
 
困った、こんなに蚊がいるとは思っても....といったらウソになる。こんな人通りのない河川敷に吸血昆虫はたくさんいるだろう。
 
都会暮らしが仇となった(....うそ)
 
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日が沈む頃に、やっと工場の灯りがつき始めた。涼しくはなったが、蚊はまだたくさん飛んでいる。
 
指の先まで食われたので、かゆくてしょうがない。
 
そこで思いついたのが、 超クールなボディーペーパーだ。メントールが配合されているので、その匂いで蚊は退散するだろうと、手足から首、顔までも拭いて、襟首にたらすなどして撮影を続行した。
 
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やっぱり単体の工場だと迫力がない。
 
ネットで見るような「工場夜景フォトコンテスト」に出てくるものとは格段の差だ。
 
ま、 なんちゃって工場夜景だから仕方がない。それより、ボディーペーパーの消耗が激しすぎる。
 
この年で、こんなにたくさんの蚊と格闘するは思わなかった。 かゆすぎる。
 
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日が落ちて、空も真っ暗となった。
 
時間帯でシチュエーションの違う写真を撮ったので、もう退散していい頃合いだ。というか、早く帰りたい。
 
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よし!もう十分と機材を片づけて、車に乗り込み家路を急いだ。
 
しかし、 車内から300~600ヘルツの周波数が!
 
エアコン全開、窓全開で走って帰ったのは言うまでもない...... 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

8年後の中秋の名月には [カテゴリー未分類]

9月20日、満月の「中秋の名月」ということで、メディアはこぞって取り上げていた。
 
そして、中秋の名月とは必ずしも満月とは限らないということを改めて知った。
 
この年齢になって恥ずかしい....
 
 
満月の月。
 
同じ月でも、ホワイトバランスで印象がだいぶ変わってくる。どちらも同じ月なのだが。 
 
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次にくる満月の中秋の名月は8年後だそうだ。
 
そう考えると、これから変わっていくだろう場所の中秋の名月をおさめたくなった。
 
8年後の同じ場所で撮った月はどう見えるのか。その場所はどう変わっているのか比べてみたくなった。
 
そう、タイムカプセルのような感覚で。 
 
 
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その場所は、津波で入江となってしまったところで唯一砂浜のある場所。そういう場所は結構ある。
 
きっと、小さな河川の河口だから、このような状態のままなのだろう。
 
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ただ、一線堤となる新しい防潮堤は、この入江を挟んで南側と北側で既に完成している。
 
今後も工事が進み、きっとこの小さな砂浜も消えてしまうと思う。 
  
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新たな防潮堤の外側にあった堤防の残骸。
 
こちらの方に歩いてきたら、新しい防潮堤を近くで見ることができた。 
 
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この無機質なコンクリートの壁が沿岸部に延々と続くこととなる。
 
前から景観面での議論はあったが、 今、この時期何を優先すべきなのかを考えると自分にはわからない。
 
ただ、何もない状況よりは、安全という言葉を少しだけでも感じられるのかもしれない。  
 
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満月の中秋の名月が登ってきた。
 
18:00を過ぎると、あたりはもう真っ暗だ。
 
かなり心細い..... 
  
 
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8年後、この場所はどう変わっているのか。
 
7年後の東京オリンピックで この国はどこまで変わるのか。
 
楽しみではあるが、不安も残る。 
 
変わるべきもの・ことは、足元にたくさんあるから。
  
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最近、虹って見てますか? [写真雑談]

この間、久しぶりに東北の方に台風が来ました。
 
仙台に台風が来たのは3連休の最終日で、14時から15時くらいが大荒れ。
 
でも、大きな被害はなく、夕方過ぎには雨も風もおさまり、台風一過のきれいな夕暮れが見れました。
 
ただ、 関西では大変だったようです。お見舞い申し上げます。
 
 
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前回のヤドカリを撮影の時、一緒に撮っていたものをUPします。
 
そう、ストックが無くなってきました。さて、どうしようか頭を悩ませているところです......困った(笑 
 
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ヤドカリ撮影の時は、雨が降ったり止んだりで、落ち着きのない天気でした。
 
そんな雨の止んだ合間の一コマ。
 
このとき、芝生の上を歩くヤドカリを見て、チョビが気にしてヤドカリに鼻を近づけてくる。
 
食べられるのではと心配した彼が、チョビに注意しているところの画です。
 
言えば分るので、お利口さんです。 
  
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夕方も近くなってきた頃、ヤドカリ撮りに飽きて周りを見渡して被写体になるものを探していたら、西の空がパアっと明るくなりました。
 
その時、ミラクルが!!
 
 
 
なんと、東の空に大きな虹がかかりました。
 
でも、普通の虹ではありまへん。完全な半円と上部にうっすらと2重の虹が出て来たではありませんか!
 
彼はもう大興奮! (ま、自分も興奮してたんだけど)
 
家の中の祖母を呼び出し、彼もシャッターを切り始めた。 
   
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そういえば、最近、虹って見てなかったような気がする。
 
 
そのとき西の空はこんな感じ。
 
ちょっとコントラスト強めにかけ過ぎた感はあるかな?(笑
 
ま、そのくらいドラマチックだったということで勘弁してください。 
 
 
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過ぎゆく夏の日の記憶 [写真雑談]

朝夕の凛とした空気に、すっかり季節が秋へ移ったことを感じる。
 
そんな季節になると、いつも夏というものを満喫したかな?と自問する時がある。
 
子供の頃の夏=夏休みといえば、毎日のようにスイカやトウモロコシが夕食の後に出てきた。
 
そして、昼のおかずはピーマンに茄子の炒め物ばっかりだった気がする。
 
 
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今考えるとよく文句も言わず食べていたと思う。
 
ま、それしかなかったし、家族も一緒に食べているのだから、それが当たり前だと思っていたのだろう。
 
しかし、今になって思うのは、今年はスイカ幾つ食べたっけ?トマトやピーマンに茄子は嫌になるくらい食べたっけ?
 
あの時は嫌だった食べ物も、今は懐かしく想い、季節感のない食生活を寂しく感じている自分がいる。 
 
 
 
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さらに夏といえば、自分にとってはバイクがある。
 
気持ちいい風を受けて走っては、信号で止まるとエンジンから上がってくる熱気に、フーフー言いながらバイクに跨っていたあの頃。
 
これも今にして思えば、よくそんな苦労しながら乗っていたことか。
  
 
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でも、やっぱり、自分の記憶には、そんな苦労して乗ってても懐かしい記憶として残っている。 
 
だから、バイクを手放せないのだろう。 
 
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そんななか、今年の夏の記憶に参加する役者が増えた。
 
このオカヤドカリさん。
 
なんとも、愛くるしい。 
 
 
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沖縄の国際通りで夕食を済ませたレストランで、彼がもらったもの。
 
検疫は大丈夫か!?
 
なんて考えたが、ホームセンターで売っている普通のオカヤドカリだ。
 
ま、一番心配していたのは飼い主となる彼本人であったが....ちょっと、空港で脅かしすぎた(笑 
 
 
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これはこれで、自分が子供の頃の夏の記憶とは違う、彼なりの夏の記憶が刻まれていくのだろう。
 
やっぱり、同じ季節でも、時代の違いで思い出となるものは大きく違ってくるのは理解できる。
 
そう、分かってはいるんだけどね.....
 
 
ただ、ひとつの季節の記憶を共有したいと思うのは、やはり親のエゴなのだろうか。
 
なんてね(笑 
 
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嵐が過ぎた夏休み02 [沖縄旅行]

3泊4日の沖縄旅行も最終日である。
 
最終日と言いつつも、飛行機に乗って帰るだけの日。
 
にもかかわらず、前日の夜に急に世界遺産だけはチェックしないとまずいでしょ。と、誰かが言い始めた。
 
ま、自分と世界遺産なる意味を知らない彼以外に、残るのはヤツだけである。
 
そんなんで、11:00のチェックアウトまでホテルに帰ってきて、レンタカーを返し空港へ行くこととなった。 
 
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朝8:30分にホテルを出て、沖縄の世界遺産「首里城」へ向かった。
 
この日も、前日と同じオキナワ~って感じの晴天だ!
 
なんてイヤミったらしい天気なのだろう....せめて旅行の前半だけでもこんな感じだったら、リゾートって気分を満喫できたのに!
 
.....やめよう、ただのグチブログになってしまう。
 
 
 
 
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てなことで、守礼門!
 
何十年ぶりだろう、あの頃の雰囲気と全く変わって.....いや、忘れてもうた。
 
以前、来た事はあったのだが、こんな感じだったろうか? 結構、地味だったのね。
 
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時間も9:30を過ぎると観光客の数も増えてきた。
 
夏らしい旅行女子もちらほらと(^^)/
 
 
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ゆるんだ顔が戻りきらないうちに、彼らは守礼門からグイグイ登っていく。
 
また迷子にならないように、ゆるんだ顔のまま後を追いかける。 
 
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で、世界遺産のメインとなる首里城正殿はというと.......工事中でした。 
 
こんなもんだよ。 
 
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あまり、パッとしないうちに首里城めぐりも終わり、こんな陽気なものだから彼はかき氷が食べたくて仕方ない。
 
4歳の時からかき氷好きは変わらない。
 
以下、ガジュマルの木の下にて。 
 
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無事、時間通りにホテルをチェックアウトし、レンタカーを戻し那覇空港へ向かった。
 
8月最後の週だというのに、いっぱいの人だかり。自分はしきりに感心するだけ。
 
そんな中、14:00過ぎのフライトなのに手荷物を預けようとする彼女。まだ、2時間以上あるのだからと言うと、私が並んでいるからお昼を食べるところを探しておいて。との事。
 
手荷物を預け終わると、そそくさと食事を済ませて搭乗ゲートへ急ぐ彼女。
 
なにも、そんなに急いでもただ座っているだけではないか。ま、彼はDSができるから文句は言わないが、こっちは中から飛行機の写真を撮っても面白くない。
 
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最後の最後まで見抜けなかった....
 
自分の世間知らずというか、これっぽっちも気付かなかった。
 
 
搭乗ゲート前のシートに彼と座って時間をつぶしていると、彼女からの携帯が鳴った.
 
話があるから免税店の前に来てほしいとの要件。
 
免税店?......嫌な予感がした。
 

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「この新作の財布、まだお店に出ていないらしいの」
 
「へ?」
 
「そしてお店に並ぶ定価より¥5000もお得なんだって。どっちの色がいい?」
 
「え?」(こいつ.....確信犯....確信犯だ!)
 
「どうする?」(不敵な笑みを見せて、NOとは言わせないオーラに店員も含めて包まれている)
 
って、店員さんの前で聞かれては、にこやかに良き理解ある、懐の深い、余裕ある旦那を演じる他ないではないか! 
 
 
俺のTシャツの10何倍....... 
 
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仙台に着くと雨でした。
 
もうすぐ着陸の窓を覗きこんで、この天気は、きっと自分の心の代わりに泣いているんだと思っていると....
 
子供を挟んだ向うからボソッと、「....雨男」と聞こえてきた。
 
 
いや、絶対、この機内には自分以外に雨男が3人以上いるはずだ。

と、現実逃避の言い訳を考えながら、あたりの座席を見渡した。
 
ホント、台風で始まって雨で終わった夏休みであった。 
 
 
こんなオチですいません......。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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