厳冬の北海道に立つ02 [撮影旅行]
またまた、アップまでに時間がかかってしまった(汗
こればかりは、本人の都合なので誰も責めるわけにはいかない(当たり前だ)。
さて、北海道撮影旅行の2回目は、浜辺に打ち上げられた氷である。
時期的にちょっと早かったみたいで、2月末には厚さ50cm~1m級のものがゴロゴロしているとのこと。
この時期の氷はこんなふうにまばらで、みんな画になる場所を探して思い思いのスタイルでの撮影となった。
自分もポイント探していると、何やらトドが横たわっているではないか!
しかし、このトド、ただの人間の格好をしたトドではなかった。
自分に広角撮影の何たるかを享受してくれた、広角撮影の師匠である。
その享受された内容とは、広角撮影の三種の神器?いや、三つの心得だったっけ?いかん、もう忘れてしまった。
確か、
①広角を撮影しようと思ったポイントをきめたら、一歩前で出て撮るべし。
②絞りはF11?F12?で撮るべし。
③主役となる被写体に寄って、F16で撮るべし。
あれ、②と③が矛盾するんじゃない?そんな細かい所は気にしてはいけないらしい(苦笑。
で、心得を実践したかというと、下の写真は明るいレンズで手持ち撮影だった事から、F11以上では撮っていなかった。
こちらは三脚使用したので、F値は12だったが、 主役の被写体に寄っていない。
まずい、師匠の言ったことを全然守れていなかった.... すいません、師匠.....
日が昇る前はかなり寒かったが、日が昇ってしまえばあまり寒さは感じない。
といっても、仙台より全然寒いんだけど、想定していた寒さだったので何とか乗り切れた。
そう、この日は....ね
こちら、有名なハルニレの木。
知ってました?このハルニレの木って2本並んで立っているの。
2本入れるとあんまりカッコいいんもんじゃないので載せませんでしたが、どうしても太陽を入れて撮りたくなるので、奥の方の木に向かってしまいます。
この時の撮影で大変だったのは、人の足跡とフレア、ゴースト でした。
どちらも入れないようにと、細心の注意と米さんの交通整理でなんとか...しかし、ゴーストは出まくりでしたね。
それにしても、北海道の撮影は移動時間がハンパなく長い。
2~3時間の移動は基本。それで撮影時間は1時間も無いような感じである。
さすが北海道、広すぎる。
次回は、最後となる朝霧の立つ霧氷の撮影。
これが、 寒いってもんじゃなかった。撮影してる時間だけならまだしも、バスの中まで寒かったのだから。
あと、広角の師匠はただものじゃなかった。ってな話題を提供いたしましょう。
厳冬の北海道に立つ [撮影旅行]
父さん....1月下旬、久しぶりに米さんの撮影旅行に参加してきました。
それも厳冬の北海道なわけで....。
北海道の集合場所は旭川空港9:30です。
残念ながら仙台空港から旭川空港までの便はなく、新千歳から旭川まで電車での移動となることから前泊だったわけで。
新千歳空港駅から旭川駅まで特急に乗り約6000円。新千歳空港駅にてPASMOに10,000円チャージし旭川駅目指して出発!
札幌を過ぎたところで車掌さんが特急券の確認に回って来た。あれ?PASMOで特急券ってどうすんだっけ?
案の定、旭川駅はPASMOに対応してなかった。もちろん、特急券も現金でしか買えずじまい。ツアーなので現金なんてそんな持ち合わせて来るはずもなく、出だしから気持ちも財布も一気にテンションが下がってしまいました。
そして、この行き場のない気持ちをJR北海道にぶつけるのでした。
(宮城県内の地方だってPASMO(Suica)は使えるぞ!旭川駅ってどんだけショボイんだよ!)...と心の中で叫んだわけで。
しかし、旭川駅は全然ショボくなかった。いや、仙台駅よりずっと立派でカッコよかった.....わけで....
次の日の朝、 無事、旭川空港で皆と合流し、撮影旅行の開始とあいなりました。
まずは、美瑛のクリスマスツリーの木から。
この日は雪が舞う、あいにくの曇り空。 それに、木は私有地にあるので道路からしか狙えない。そのため、色んなアングルが望めないことから、腕のない自分のSDカードには単調な写真が増えていくです(涙
となると、撮った後の処理で勝負するしかない(誰と?)。
上が生鮮食品で、下が加工ものである。 保険のつもりでRAWでは撮ったものの、結局めんどくさくてRAWから現像せず、いたずらにハードディスクの容量を減らすわけで。
こちらは、セブンスター....あれマイルドセンブン?の丘?木?。忘れちゃった。
米さんがバスの移動中に、「バスを降りての移動にはアイゼン使用してくださいね」
と、忘れた人はいないかと皆に聞いて来た。
ア・イ・ゼ・ン.....? 何のこっちゃ?
ツアーの案内説明書。これには集合場所とスケジュールだけ載っているだけではない。ちゃんと裏面も見て、隅々まで内容を確認しなくてはなりません。
修学旅行に必ず忘れ物をしてしまう部類に入る自分がいたわけで....
凍結した道を歩くのはやはり危険です。
そこで、厳冬の修学旅行に忘れ物をする生徒用に、米さんはちゃんとアイゼンを用意し貸してくれるのでした。
オオ~忘れ物もしてみるもんだ!お守り代わりに、大事にお借りすることとなりました。
嬉しくて意気揚々とアイゼンを受け取りに行った時、参加者の一人のおじさんが「縄が一番いいんだよ。ホームセンターで売ってるよ」と口を挟んできたのです。
(せっかく貸してくれるって言ってるんだから良いじゃないですか!それに、ホームセンター何処にもないし!)
「イヤ~、縄はちょっと....ホー・・・・」とホームセンターもない事ですしと丁重に回答しようとした時でした。
「あら!縄が一番滑らないのよ!」って米さん。
ヘっ!!(あなた、今、貸してくれるって言ってたんじゃん!!)
「・・・そうですね。ハイ、縄が一番いいんですよね....」
この場は、縄が一番滑らないことを確認し、お守り代わりのアイゼンは一応貸して頂いたわけで....
厳冬の北海道。
父さん......雪と寒さだけが身体にダメージを与える訳ではありませんでした.....
青い池と同じ色の川。
もっと雪が積もっていれば、もっと青が映えたんだけど.....ま、これでも十分キレイですね。
父さん.....次回は、氷のごろごろ転がってる写真をご紹介します。
そこには、氷だけでなくトドらしき動物も転がっていたわけで.....
大雪が降った翌日は [写真雑談]
2月8日から9日にかけて、仙台で観測史上3番目となる積雪35cmの大雪が降った。
本当に35cmあったのにはびっくりした。
こんなに降ると何が大変かというと、そう、雪かきである。
この日は、朝から雪かきに追われ、午前中いっぱいかかった。田舎暮らしなので、雪かきするエリアがハンパでない(涙
そんなんで、この日、身体はボロボロ。休日で本当によかった。
さて、休日に大雪が重なった事で、一番喜ぶのは我が家ではチョビと彼である。
朝、積もった雪を確認した彼が最初に発した言葉は、「おはよう」ではなく「かまくら作って」だった....
もちろん、我が家では欲しいものが、本人の努力なしに簡単に手に入る環境にはない(これが一番つらい)。
よって、彼も雪かきの手伝いをしながら、かまくら製作に携わることとなった。
庭の雪をどかして集めたら、高いところで軽く高さ1.7m程度になった。
しかし、かまくらは、ただ集めただけでは構造的に持たない。
しっかり踏み固めるなりしておかないと、つぶれたりすぐ溶けてしまう。
この日は、もう踏み固めるだけで勘弁してもらった。
翌日、かまくらの整形と居住スペースづくりがスタートした。
内装は、スコップで叩いて固めた後に、手でキレイに仕上げます。
かまくら作りプロジェクトが形になりかけた時である。彼の祖父がスベリ台作りプロジェクトを勝手に立ち上げ参加して来た。
うまい具合に傾斜が出来ているではないか。
彼は、この新しいプロジェクトに乗り換えてしまった。
つまり、かまくらの内装は壁だけ仕上げただけで、かまくら作りプロジェクトは頓挫してしまった。
やはり、アクティブな方が楽しいのだろう。
彼は、祖父のつくったスベリ台にて、ソリ滑りに興じるのであった。
休日の大雪は大変である。
そして、休みが明けた平日の朝はもっと大変である。
圧雪され、凍結した道路による朝の通勤渋滞。
北海道の人たちは、毎日大変だと思ってしまう。
......北海道といえば、写真の整理がまだ終わっておりません。なので、もう少々お待ちください(汗
翼癒せし冬の夕暮れ [写真雑談]
冬といえば雪と渡り鳥のハクチョウである。
そして、宮城県内の渡り鳥のメッカといえば、ラムサール条約の伊豆沼となる。
と、かなり強引に話を持っていってしまった(汗
そんな伊豆沼に、正月休み行ってまいりました。
ごらんのとおり、夕方の撮影。
もちろん、正月休みだったことから計画性なんてこれっぽちもない。
というわけで、ロケハンなしの行ったとこ勝負の撮影とあいなりました。
撮影ポイントを一応ネットで調べてはみたのですが、具体な位置まではわかりゃしません。なので、やっぱロケハンは大事であり基本です。
さて、大事だ、基本だといっても、実行しないから段取り悪くて腕も上がらない。
案の定、湖面にはハクチョウさまがどこにもおりません。いや見つけられませんでした。
そんなこんなで、車で撮影ポイントを探していると、いました。
なんと、沼の隣に広がる田んぼの中。
みんなで、餌を食べていました。
自分のイメージでは、湖面に浮かぶ純白のハクチョウが、大きく羽ばたいた瞬間をと思っていたのですが.....
彼らは、そんな自分の妄想にお構いなしの泥んこだらけ
羽をはばたかせる気配もまったくなし! (勉強しないで行ったのだから仕方ない....)
そう、仕方がないので、また伊豆沼側で撮影しようと歩き出した。すると、遠くの空から飛んでくる鳥たちが!
慌てて、車に戻り望遠に付け替え沼の岸へ。
言い訳ではないが、この日はある撮影に向けた広角の撮影練習であった(もう、この時点で言い訳である)。
しかし、夕暮れの飛んでいる鳥の撮影はなんと難しいことか。70-400mmの望遠を駆使しても遠すぎる。
飛ぶ鳥全てが小っさすぎ!
AF-Cなんて信用できないので、マニュアルでのピント合わせだから疲れるのなんのって。
鳥撮りの人って、ホントすんごいなと感じたものでした。
日も落ちて、今日はもう終わりかと思っていたら、何やら空が騒がしくなってきた。
何だろうと空を見上げれば、マガンの群れが一斉にご帰宅である。
その凄まじさというか迫力(鳴き声と羽ばたきの音が半端じゃない)は、ヒッチコックの「鳥」どころではない!
後で調べたら、朝の出勤もすごいらしいとの事。一度、体験してみる価値はあります。
さて、広角撮影の練習成果をためしに行ってきました。
厳冬の北海道!
しかし、広角だけが勝負の場ではなかった。
それは、観光地巡りでは味わえない、-20℃近くの寒さとの戦いでもあった....
それが北海道....でっかいどう.....ナウマン国道....失礼しました....